JR西日本 伯備線
岡山県倉敷市の倉敷駅と鳥取県米子市の伯耆大山駅を結ぶ138.4㎞の路線。山陽と山陰を結ぶ陰陽連絡線の一つで、全線が電化され、岡山と出雲市を結ぶ特急「やくも」が運転されている。全線を通して運行される普通列車は少なく、ほとんどの列車が新見を境に分断される。線内完結の列車は存在せず、倉敷側では山陽本線および赤穂線、伯耆大山側では山陰本線に直通する。また、芸備線の列車が新見~備中神代間で乗り入れる。最初に開業した区間は大正8(1919)年8月10日の伯備北線伯耆大山~伯耆溝口間で、大正15(1926)年12月1日に足立まで開業したが、昭和3(1928)年10月25日に上石見~足立間が休止となった。伯備南線は大正14(1925)年2月17日に倉敷~宍粟(現:豪渓)間が開業したのを皮切りに工事が進み、昭和2(1927)年7月31日に備中川面まで開業した。昭和3(1928)年10月25日の備中川面~足立間の開業を以て南北が結ばれて全通し、11月25日に営業を開始した。戦後は一部区間の複線化が進み、最終的に倉敷~備中高梁間と井倉~石蟹間が複線化された。昭和57(1982)年7月1日に全線が電化されている。