1836.野辺山駅(JR東日本 小海線)
開業:昭和10(1935)年11月29日 「野辺山(のべやま)」
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から成る2面3線の地上駅。駅舎は昭和58(1983)年3月16日使用開始の3代目。開業時に建てられた初代駅舎はモルタル造りの個性的なものであったが特殊な構造が災いして短命に終わった。昭和23(1948)年改築の2代目は軒の高い切妻屋根の木造駅舎であった。標高は1345.67mでJR及び日本の普通鉄道の駅としては最も高い所に位置する。トロリーバスも含めれば最も高い所にある駅は立山黒部貫光の室堂駅(2450m)、索道も含めれば駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅(2611.5m)となる。当駅は昭和35(1960)年4月25日の草軽電気鉄道「国境平」駅廃止に伴って、普通鉄道最高駅となった。隣の清里駅との間にはJR最高地点(標高1375m)があり、昭和61(1986)年7月26日から9月1日まで仮設の「フォトデッキ」駅が存在していた。フォトデッキ駅は翌年以降開設されることなく幻の駅となっている。
平成30(2018)年9月9日訪問