JR西日本 山陰本線(京都~浜坂)
京都府京都市下京区の京都駅と山口県下関市の幡生駅を結ぶ678.3㎞の路線。日本の在来線として最長の距離を誇り、近畿地方北部および山陰地方の各都市を結んでいる。京都駅から園部駅までは京都近郊の「嵯峨野線」として多くの列車が運行されている。園部から先の区間では基本的にワンマン列車が運転されるが、朝夕を中心に京都から福知山まで直通する列車も設定されている。綾部~福知山間では舞鶴線の列車が乗り入れる。福知山~城崎温泉間は福知山線と同時に電化されており、大阪と城崎温泉を結ぶ特急「こうのとり」が乗り入れる。城崎温泉から先は非電化のローカル線となるが、播但線経由の特急「はまかぜ」が大阪と香住・浜坂・鳥取を結んでいる。普通列車は鳥取県との県境を前にした浜坂を境に分断されているが、県境を越えた東浜駅の手前までが福知山支社の管轄である。二条~園部間は京都鉄道として開業、国有化で京都線となってから綾部まで延伸した。綾部~福知山間は当初阪鶴鉄道(福知山線の前身)に貸与されており、国有化で阪鶴線となった。福知山~和田山間は播但線支線、和田山~香住間は播但線の一部として開業、これらが山陰本線に編入されたのは明治45(1912)年3月1日のことであった。