JR西日本 山陽本線(糸崎~下関)
兵庫県神戸市の神戸駅から福岡県北九州市の門司駅まで、兵庫・岡山・広島・山口・福岡の5県を経て結ぶ534.4㎞の路線。日本を代表する幹線の一つだが、長距離輸送は山陽新幹線が主に担っているため、特急が走る区間は一部である。糸崎~大竹間は広島支社、大竹~下関間は山口支社の管轄となっている。三原~広島~岩国間は広島都市圏で、白市~広島~大野浦間などで折り返しの区間列車が運転されている。また、海田市~広島間では呉線、広島~横川間では可部線の列車が乗り入れる。広島都市圏の列車の多くは岩国止まりだが、一部列車は南岩国、または徳山まで直通する。岩国から先も柳井、光、下松、周南、防府、山口(小郡)、宇部、下関と途切れることなく都市が連続しているため都市間輸送が盛んだが、近年は列車本数が大きく減便されている。幡生~下関間では山陰本線の列車が一駅だけ乗り入れる。下関はJR西日本とJR九州の境界駅となっているため、列車の運行系統は分断されているが、以前は本州方面から九州方面への直通列車も多数設定されていた。