アルピコ交通 上高地線
長野県第二の都市・松本市と上高地・乗鞍の玄関口・新島々を結ぶ14.4㎞の路線。大正10(1921)年から翌年にかけて筑摩鉄道島々線として島々までが開業した。島々から先、龍島までの延伸を計画していたが、実現することなく免許が失効している。昭和7(1932)年12月2日には会社名を「松本電気鉄道」に、昭和30(1955)年4月1日には路線名を「上高地線」に変更した。昭和41(1966)年10月1日、終点・島々の一駅手前の「赤松」を「新島々」に改称、バスターミナルを併設して上高地・乗鞍方面への玄関口が島々から新島々に移った。新島々~島々間は昭和58(1983)年9月28日の台風10号による土砂災害で不通となり、復旧することなく昭和60(1985)年1月1日に廃止されている。平成23(2011)年4月1日、グループの川中島バス・諏訪バスを吸収合併し、社名を「アルピコ交通」に変更した。