まだ見ぬ駅を求めて 別館

「まだ見ぬ駅を求めて~逆瀬の駅めぐり旅~」の別館です。訪問した駅を載せていきます。

【廃止】島々駅(松本電気鉄道 上高地線)

新島々

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旧島々駅舎(R4-2-8)

所在地:長野県東筑摩郡波田町前渕

開業:大正11(1922)年9月26日

休止:昭和58(1983)年9月28日

廃止:昭和60(1985)年1月1日

松本電気鉄道(現:アルピコ交通上高地線のかつての終着駅。駅名は登山基地として有名だった旧・南安曇郡安曇村島々に由来するが、駅はその手前の前渕集落にあった。筑摩鉄道に与えられた免許ではその終点は島々集落対岸の「龍島」であったが、険しい地形に阻まれて実現できなかった。駅前には上高地方面へのバスが発着し、上高地方面への玄関口であったが、駅前が手狭で登山客・観光客の増加に対応できないことから、昭和41(1966)年10月1日に隣駅「赤松」が「新島々」に改称されてバスターミナルが新設され、玄関口としての機能はそちらに移った。新島々~島々間は昭和58(1983)年9月28日の台風10号による土砂災害で不通となり、復旧することなく昭和60(1985)年1月1日に廃止されている。駅舎は廃止後の昭和63(1988)年に解体されたが、惜しむ声が多く、平成2(1990)年に「波田町観光案内所」として部材を使って新島々駅向かいに復元された。波田町松本市に合併された後も使用されていたが、老朽化を理由に平成28(2016)年4月1日に二度目の廃止を迎え、以降は閉鎖されたまま放置されていた。地元では復元駅舎を有効活用しようという動きもあったが、「公道に面していないから入札対象にならない」という理由で民間への払い下げが拒否され、令和4(2022)年2月1日より解体工事が始まった。

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