会津高原尾瀬口駅(会津鉄道 会津線・野岩鉄道 会津鬼怒川線)
開業:昭和28(1953)年11月8日 「会津滝ノ原(あいづたきのはら)」
改称:昭和61(1986)年10月9日 「会津高原(あいづこうげん)」
改称:平成18(2006)年3月18日 「会津高原尾瀬口(あいづこうげんおぜぐち)」
会津鉄道と野岩鉄道の分界駅。島式ホーム1面2線で、駅舎とは構内踏切で結ばれている。昭和28(1953)年11月に会津線の終点「会津滝ノ原」として開業した駅で、昭和41年には今市とを結ぶ野岩線の建設が始まった。野岩線は国鉄再建法で工事が凍結されたものの、第三セクターの野岩鉄道会津鬼怒川線として昭和61(1986)年10月に開業。会津滝ノ原は野岩鉄道開業に合わせて「会津高原」に改称されたが、尾瀬への玄関口をアピールすべく平成18(2006)年3月に再度改称されて現駅名になった。開業時からのモルタル駅舎が改装の上で使用されており、駅舎前にレストランなどが入る「会津高原駅プラザ憩の家」への通路とを結ぶ屋根が増築されている。駅舎前の広場が狭いため、バスやタクシーは階段を下りた先の憩の家の前に発着しており、実質的にはこちらが駅前といった感じである。今では東京方面からの会津地方の玄関口だが、国鉄時代は山深くに分け入る盲腸線の、県境を前にした終着駅であった。旧駅名「会津滝ノ原」は明治22(1889)年4月1日の町村制施行で荒海村となった旧・南会津郡滝原村に由来する。
令和4(2022)年1月22日訪問 No.4898(会津鉄道)
令和4(2022)年1月22日訪問 No.4899(野岩鉄道)