1727.下板橋駅(東武鉄道 東上線)
←北池袋 金井窪(廃止) 大山→
所在地:東京都豊島区池袋本町四丁目43-11
開業:大正3(1914)年5月1日 「下板橋(しもいたばし)」
移転:昭和10(1935)年3月13日
相対式ホーム2面2線の地上駅。上り2番ホーム大山寄りに北口駅舎、下り1番ホーム大山寄りに南口(臨時改札口)があり、ホーム間は地下通路で結ばれている。開業時は大山寄りの留置線の位置にあったが、金井窪駅との間が短すぎたことから、複線化に合わせて現在地に移転した。東上線は移転前の旧駅を境に池袋~下板橋間が軌道法、下板橋~田面沢間が私設鉄道法で建設されているため、起点を示す0キロポストは旧駅跡の留置線に設置されている。これは東上鉄道が大塚辻町を起点として計画し、免許を取得しながらも東京市の圧力によって池袋を起点とせざるを得なかったことによる。駅名は中山道「下板橋宿」に由来し、旧駅は板橋区内にあった。移転後の駅舎は昭和20(1945)年4月13日の東京大空襲で焼失、現在の北口駅舎はその後再建されたものと思われる。
平成30(2018)年8月10日訪問