3952.道後山駅(JR西日本 芸備線)
開業:昭和11(1936)年11月21日(三神線) 「道後山(どうごやま)」
単式ホーム1面1線の地上駅。かつては相対式ホーム2面2線の交換可能駅であった。開業時に建てられた駅舎は、道後山公園の最寄り駅であることをアピールすべく、設計に工夫が凝らされたモルタル仕上げの木造駅舎で、赴任してきた駅長が「都市駅を凌ぐモダンな遊覧停車場だ」と驚いたという話が開業時の新聞記事に残っている。無人化後、旧事務室部分は消防団のポンプ庫に改造された。駅周辺には小集落があるのみだが、かつては駅裏に高尾原スキー場があり、スキー客を運ぶ臨時列車も運転されて大いに賑わっていた。令和2(2020)年度の一日平均乗車人員は0人である。開業時の所在地は比婆郡八鉾村で、昭和29(1954)年3月31日に西城町と合併し、平成17(2005)年3月31日の合併で庄原市となった。
令和2(2020)年7月23日訪問