1863.八千穂駅(JR東日本 小海線)
開業:大正8(1919)年3月11日(佐久鉄道) 「佐久穂積(さくほずみ)」
改称:昭和34(1959)年10月1日 「八千穂(やちほ)」
単式ホーム1面1線の地上駅。令和2(2020)年10月12日までは相対式ホーム2面2線の交換可能駅であった。開業時に建てられた寄棟造の木造駅舎が現役で使用されている。佐久穂町(旧八千穂町)の玄関口で、佐久穂町による簡易委託の窓口が設置されている。大正14(1925)年から昭和18(1943)年までは八千穂貯木場とを結ぶ森林鉄道が分岐していた。昭和8(1933)年6月29日、小海駅に留置されていたガソリンカーが、ハンドブレーキのかけ忘れによって下り坂を逸走。当駅で側線に誘導されて対向列車との衝突は避けられたが、車止めを突き破って駅舎に激突して半壊、待合室から逃げ遅れた女性一人が負傷するという事故が発生している。開業時の所在地は南佐久郡穂積村で、昭和31(1956)年9月30日に畑八村と合併して八千穂町となり、駅名も後に改称された。八千穂町は平成17(2005)年3月20日に佐久町と合併して佐久穂町となっている。
平成30(2018)年9月11日訪問