5115.丸山駅(埼玉新都市交通 伊奈線)
開業:昭和58(1983)年12月22日 「丸山(まるやま)」
島式ホーム2面3線の高架駅。上越新幹線と東北新幹線の分岐点のすぐ北に位置し、ニューシャトルの車両基地が併設されている。ホームは上越新幹線の高架下にあり、改札口は内宿寄りにある。2番線は両側にホームがある構造だが、1番線側には柵が立てられていて乗り降りできない。複線区間が終わり単線となる境目の駅で、一部列車は当駅で折り返す。東側にある伊奈氏屋敷跡は当地を治めた武蔵小室藩主・伊奈忠次の本拠地だったところで、これが伊奈町の町名の由来となっている。伊奈忠次は徳川家康の家臣として武功を挙げ、関東代官頭として関東地方各地で検地、新田開発、河川改修を行った。親子そろって農民たちから慕われる領主だったようで、息子の忠治は茨城県筑波郡伊奈町(つくばみらい市)の由来になっている。昭和18(1943)年7月15日、小室村と小針村が合併して伊奈村となり、昭和45(1970)年11月1日に町制施行して伊奈町となった。
令和4(2022)年3月8日訪問