京王高尾線(御稜線)
京王線の北野駅から分岐して高尾駅でJR中央本線と接続し、高尾山口駅に至る8.6㎞の路線。多摩御陵への参拝路線「御陵線」として昭和6(1931)年3月20日に北野~御陵前(のちに多摩御陵前)間が開通した。不要不急線に指定されたため、戦時中の昭和20(1945)年1月21日に休止となり、山田~多摩御陵前間は昭和39(1964)年11月26日に正式に廃止された。北野~山田間は高尾線の一部となり、山田~高尾山口間を延伸の上で昭和42(1967)年10月1日に再開業した。高尾山へのアクセス路線だけではなく、八王子市の丘陵地帯の住宅地から東京方面への通勤路線としての役目も担っている。