JR東日本 大船渡線
岩手県南部の中心都市・一関市から宮城県気仙沼市を経て岩手県大船渡市の盛までを結んでいた路線。気仙沼~盛間は平成23年の東日本大震災の津波で被災し、平成25(2013)年3月にBRT(バス高速輸送システム)として復旧した。鉄道としての復旧は断念し、令和2(2020)年4月に鉄道としては廃止となった。現在、鉄道として運行しているのは一ノ関~気仙沼間62.0㎞である。このうち陸中門崎~摺沢~千厩間は「鍋弦線」と呼ばれる北に大きく迂回した線形をしており、原敬の立憲政友会とそれに対抗する憲政会が絡んだ誘致合戦による「我田引鉄」の事例として知られている。その特殊な線形から「ドラゴンレール」の愛称がある。