293.和気駅(JR西日本 山陽本線)
5214.三石駅(JR西日本 山陽本線)
開業:明治23(1890)年12月1日(山陽鉄道) 「三石」仮停車場
移転:明治24(1891)年3月18日 「三石(みついし)」
島式ホーム1面2線の地上駅。駅舎はホームより一段低い所にあり、地下通路で結ばれている。駅舎は大正10(1921)年2月改築で、平成30(2018)年に減築されて跡地に乗務員宿泊所が建てられた。岡山県と兵庫県の県境近くにあり、朝夕には折り返し列車も設定されている。山陽鉄道の仮の終点として開業した時点では、船坂隧道の東側・兵庫県赤穂郡船坂村梨ケ原にあり、4か月後の岡山延伸に合わせて現在地に移転した。県境の船坂峠を控えた三石は耐火煉瓦の生産で栄えた町で、高台にある駅からは煉瓦工場の煙突がある街並みを見下ろすことができる。移転時の所在地は和気郡三石村で、明治39(1906)年3月28日に町制施行して三石町となった。三石町は昭和46(1971)年4月1日に備前町と合併して備前市の一部となっている。
令和4(2022)年4月9日訪問
292.上郡駅(JR西日本 山陽本線)
開業:明治28(1895)年4月4日(山陽鉄道) 「上郡(かみごおり)」
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から成る2面3線の地上駅。智頭急行智頭線の分岐駅で、2・3番ホーム三石寄りに智頭線の発着する切欠きホームがあり、駅舎・改札口は分離されている。赤穂郡上郡町の玄関口で、大正4(1915)年7月改築の木造駅舎が現役で使用されている。山陽鉄道開通時には当地に駅は無く、明治26(1893)年9月18日に当地出身の兵学者で政治家の大鳥圭介が兵庫県知事に駅の設置を請願した。開業時の所在地は赤穂郡上郡村で、大正2(1913)年4月1日の町制施行で上郡町となった。
平成26(2014)年12月24日訪問
202.有年駅(JR西日本 山陽本線)
開業:明治23(1890)年7月10日(山陽鉄道) 「有年(うね)」
相対式ホーム2面2線の地上駅。橋上化工事以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から成る2面3線であった。平成26(2014)年4月30日に橋上駅舎の北口が使用開始され、平成29(2017)年10月1日の無人化と同時に旧駅舎の使用を停止して、橋上駅舎が全面使用開始された。旧駅舎は開業時に建てられたものとされ、「兵庫県最古の駅舎」であったことから、保存を求める声もあった。開業時の所在地は赤穂郡有年村で、昭和30(1955)年4月1日に赤穂市に編入された。大正10(1921)年4月14日には播州赤穂(現在の駅とは異なる)とを結ぶ赤穂鉄道が開業したが、赤穂線開通と引き換えに昭和26(1951)年12月12日に廃止されている。
平成26(2014)年9月7日訪問
JR西日本 山陽新幹線
大阪府大阪市淀川区の新大阪駅と福岡県福岡市博多区の博多駅を結ぶ新幹線。近畿・中国・九州を結ぶ日本の大動脈の一つで、東海道新幹線・九州新幹線とも直通運転を行っている。昭和47(1972)年3月15日に新大阪~岡山間、昭和50(1975)年3月10日に岡山~博多間が開業した。